お盆休みの三日間は四天付礼盤を作ってみました。
7月のTTMクラブの研修で四天付拝敷を勉強してきましたので忘れないうちにと思い予習のために。。
沖縄びーぐ畳表を10枚重ねた四天付礼盤の施工です。記録を残すためにブログに書いてます。
始めに1帖サイズの沖縄びーぐ畳を半畳にカットして、畳土台に木工用ボンドを塗り張りつけました。
たるまないように畳表を張って木工用ボンドを塗り交互に畳表を重ねています。一日重しを載せてボンド完全に乾くのを待ちました。
次の日、ボンドが乾いた畳表を畳土台から外し、製作する四天付礼盤の土台を作りました。
四天付礼盤の土台は沖縄びーぐ畳表半畳サイズ8枚です。
沖縄びーぐ畳表を8枚を交互に重ねて千鳥縫いしていきました。
大変な作業です(大汗)この作業が一番きつかったです(><)
画像は無いですが半畳を一面縫った後は、その糸を締める作業があります。気の遠くなる作業です。
その後は四天付礼盤の表面になる、2枚重ねた沖縄びーぐ畳表に仕上げ寸法の印を付けカットします。
寸法は紋べりの数に合わせて計算しました。
ココまでが四天付礼盤の段取りです。
四天とは、四天王のことで東西南北の四方を守護する四神のことです。
東に持国天王(冶国安民) 西に広目天王(千里眼) 南に増長天王(万物の生と知識を生み出す神) 北に毘沙門天王(北方の仏の道場を守り、常に説法を聞いているので多聞天ともいう)
次に8枚重ねて千鳥縫いした四天付礼盤の土台となる沖縄びーぐ畳表を寸法に合わせカットします。
沖縄びーぐ8枚重ねて包丁で切りました。思ったより楽でした(笑)
画像がありませんが先ほど、平差しをした巾側の紋縁を45度に曲げ、框側紋縁と柄を合わせて、重なる部分をクケ縫いします。
4か所の角をクケ縫い終えると、8枚重ねた土台にかぶせます。
重ねた後は裏側にします。
裏側にした際に表面の紋縁を返したとこと、土台を縫うために縫いやすいように曲り針を作りました。
本来裏側は画像のように一紋出る予定でしたが、寸法ミスで裏側は半紋になりました(涙)
完成!!一人で始めた作った四天付礼盤です。
しかも沖縄びーぐの畳表です!!
しかも沖縄びーぐ畳表10枚です!!
本来は厚さに一紋出で裏側に一紋出る予定でしたが寸法ミスで厚さ二紋で裏側が半紋になりました(><)
そのため、沖縄びーぐ畳表を8枚重ねた土台プラス建材床25mmを追加してかぶせました。
今回のような寺院で用いられる有職畳を作ることによって自信にも繋がりました。次回は間違いないように完成させます(^^)
あ~疲れた。。
それでは次回のブログで!!