梅雨になると、湿気が多くなって、畳にもカビが生えがちです。
特に、洗濯物を部屋干しすると、カビが生えやすくなります。
小さなお子様がいらっしゃると、カビにより、喘息やダニアレルギーになる場合もありますので、しっかりとカビ対策をしていきましょう。
畳にカビが生える原因とは?
カビは湿気が多いと繁殖しやすいのは、皆さんご存知だと思います。
こんな状況ではないですか?
・梅雨時で湿気が部屋にこもりがち
・洗濯物を部屋干ししている
・加湿器などを使用している
・畳の上に布団を敷きっぱなし
・畳を新品に張り替えた
以外かもしれませんが、新しい畳ほど、カビが生えやすく、古い畳ほどカビが発生しにくいです。
畳は新品ほどカビが生える?
畳の原料となるイグサは湿気を吸収したり、放出したりと呼吸します。
張り替えたばかりの新品畳は、よく呼吸しますので、湿気を多く吸収するため、カビが生えやすくなります。これは、畳の機能性が高い証拠です。
古い畳はイグサが乾燥し、呼吸機能が低下しているため、湿気を吸収しにくく、カビが発生しにくくなります。
カビとダニがもたらすアレルギー
湿気が多いと、カビも発生しますが、ダニも繁殖しやすくなります。
ダニが繁殖しやすい環境は高温多湿です。
特に、沖縄は高温多湿になりやすく、日中お仕事でお部屋を閉めっぱなしにしていると、カビとダニにとって最高な環境になりがちです。
小さなお子さんが梅雨時になると、皮膚がかゆくなったり、咳をしはじめたら、アレルギーの可能性があります。
カビの胞子を吸い込んでしまい、カビアレルギーになったり、ダニの糞や死骸が体内に入ることで、ダニアレルギーになることもあります。
カビやダニが、小児ぜん息やアトピー性皮膚炎の原因になることはよく知られています。
畳のカビ対策と掃除について
一番良い方法は、部屋の空気を入れ替えて、湿気がたまらないよう換気をよくすることです。カビやダニが発生しないよう、こまめに掃除機をかけ、お布団や畳を天日欲しすることをおすすめします。
万が一カビが生えてきてしまった場合は、掃除方法については注意が必要です。
畳のカビにはアルコールや酢がいい?
畳に発生するカビは掃除機で吸い取ると、空気中に胞子をまき散らしてしまう場合があります。アルコールを薄めたり、お酢を使って空拭きすることも効果的です。
濡れた雑巾で拭いてしまうと、余計に湿気を増やしてしまいます。
ただ、アルコール(エタノール)は、畳の色を変色させ、本来畳がもつ機能を低下させてしまうため、おすすめは致しません。
重曹を使う方もいますが、こちらも畳の色を変色させてしまう場合があります。
カビが発生しにくい、ダニが繁殖しにくい「予防」が重要です。
カビやダニが発生しない予防策
カビやダニは乾燥が嫌いです。なので、しっかりとお掃除をこまめにしましょう。
・部屋の換気をよくする
・布団を敷きっぱなしにせずに、天日干しをする
・窓を開けて、掃除機をこまめにかける
・畳を天日干しする
畳の殺菌乾燥クリーニング
たかえす畳店では、高温でダニを殺虫する大型乾燥機を持っていますので、畳をまるごと高温で殺菌します。加熱乾燥処理で畳の生ダニ率0%です!
高温で殺菌するのでダニは全滅しますので、畳を天日干しすることが大変な方、アレルギーやアトピーに悩まれている方は、畳のクリーニングをお勧めします。
畳クリーニングにかかる時間
場所や畳の数や土台の種類、乾燥窯の空き状況によりますが、朝ひきとって、夕方にはお返しできます。
一度、たかえす畳店のクリーニングサービスをお試しください。
皮膚が弱い方向けにお勧めな畳
皮膚の弱い方には国産畳がおすすめです。中国産と違って、国産の畳は減農薬なので、敏感肌の方には国産畳をお勧めしています。
まとめ
・畳は新品ほどカビが生えやすい(湿気を吸収する性質)
・張り替えた時期はこまめに掃除機をかける
・畳は呼吸するので、風通しをよくする
・定期的に畳を天日干しにして乾燥させる
・畳クリーニングで高温殺菌をする
・皮膚が弱い方には国産畳がおすすめ